どの企業で管理職になるかが将来性を分ける
IT業界で大きな成功を上げたいと考えてシステムエンジニアになった人や、年収を極めて高い水準まで引き上げたいという願いを持ってシステムエンジニアになった人はよく管理職を目指します。ある程度管理職として昇進すれば年収1000万円を超えるのが一般的になっているので収入面にも魅力があり、事業を牽引する人材となれることから成功という印象も受けやすいのが特徴です。
しかし、将来性を考えるのならどの企業で管理職になるかはよく吟味しなければなりません。数年後には倒産してしまうようなリスクがある企業も多いのはIT業界の特色であり、新しい技術の台頭によって事業の価値を失ってしまうケースも多々あります。
そのような落ち目の企業で管理職になると速やかに倒産して失墜してしまうことになりかねません。事業の将来師を見抜いて管理職になることは重要ですが、それができるかどうかが管理職としての適性にも直結しています。
IT系の企業の将来性について良し悪しを見分けられる能力は、中長期的な計画の妥当性を見抜く力に相当するものです。管理職として中長期的な計画を立て、それを遂行できるように環境整備を行っていくのは基本であり、その能力を十分に秘めているかがわかります。
適性があるかどうかは管理職になりたいと考える企業選びの時点でわかると言えるでしょう。裏を返せば、本当にこの企業で管理職になって良いのかをよく吟味することで管理職としてのスキルを伸ばすこともできるのです。